コペンハーゲン大学 〜授業記録1〜

デンマークにきてもう3ヶ月(早い...)

正直文才がないので、ブログは早々に諦めてたけど、今期とってる授業でログを残していかなきゃいけないっぽいので、それを残すためにブログを書いてみよっかな!っていうブログ。

 

留学先はコペンハーゲン大学。1年の交換留学プログラム。日本の大学では4年、専門は微生物学(Microbiology)。

 

自分がこっち来るまでは、授業とかついていけるのか?とか不安だったし、生活面での不安とかもあった。そんな時ネットで検索して、実際に留学してる方のブログから、様子とかも知れたりできたのがありがたかったので、誰かの役に立つかわからないけど、とりあえずの記録。

↓本題

コペンハーゲン大のFaculty of Science は4ターム制。(なぜか他の学部は2セメスター制。1タームがだいたい2ヶ月。ちなみに今は2ターム目です。(5ターム目はsummer program)

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(コペンハーゲン大学ホームページより)

授業は基本1授業あたりの時間は週1.5日分。例えば、時間帯がAの授業なら、火曜午前、木曜1日と言った感じ。授業によっては、金曜日の午後にゲストレクチャーがあったりします。

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(コペンハーゲン大学ホームページより)

だいたいの授業はA,B,Cのいずれかに割り振られていて、7.5ECTSの単位が与えられてます。基本的に2ターム合わせて30ECTS分受講することが正規生、交換留学生問わず義務になってます。(なんらかの理由があり、それが認められれば、22.5~32.5ECTSの範囲での受講も認められるとか。) というわけで、基本的には1タームあたり二つの授業を、Faculty of Scienceではとることになります。

さて、僕の受講している授業は以下です。

 

・Advanced Bacteriology 1 (7.5ECTS / Block1 / Master向け)

・Innovation inspired by nature (7.5ECTS / Block2/ Master向け)

・Danish Cinema Course (15ECTS / Autumn Semester / 交換留学生向け)

 

Danish Cinema Courseってのちょっと特殊で、交換留学生のみが対象かつ学部不問の授業で、Faculty of Humanitiesで開講されている授業です。そのため、4ターム制に沿わない授業で、秋学期通しての授業です。せっかくデンマークに来たので、デンマークの文化を学ぼうということで受講してます。(正直、マスターの理系科目二つとるのが怖かったってのもあります笑)

 

Advanced Bacteriology 1

すでに、1ターム目は終了していて、無事 Advanced Bacteriology 1の単位をゲットしました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

この授業はまさに僕の専攻にドンピシャって感じの授業でした。マスター向けの授業でレベルも高くて、日本の大学では学ばなかったことを学ぶことができたので、かなり収穫大でした。

苦労したことといえば、基本的に課題がグループワークだったこと。コペンハーゲン大学には、いろいろな国から生徒がきていて、「文化が違うなぁ」って思い、戸惑ったことは結構あった。

例えば、実験班のメンバーのうち1人は、フレンドリーで明るくていい人でしたが、あまり真面目ではなかった...

一緒に課題やってても「俺全然わかんないから、いても仕方ないし、帰っていいかな?? 」て言って帰っちゃったり、最終課題をやっている時も、「週末キャンプあるから課題できないや。」と言われて残りのメンバーと二人で課題のほとんどの部分をやったりしたり、と言った日本であんま経験しなかったようなことに困惑してました。日本だと課題は個人でやることが多いし、日本ではあんまこういうタイプの人とグループワークすることがなかったから。まあでもポジティブに考えれば、より学ぶ機会ももらえたし、こういう経験ができたことも留学の醍醐味で、自分の糧にできればいいよね〜(笑)

あと、やっぱり英語(笑)。恥ずかしいことに、僕の留学申請時(留学の10ヶ月前くらい)のTOEFL IBTのスコアは81/120で、うちの大学が定めてる申請基準が79/120だったので、本当にギリギリの申し込めたレベルの英語力。。。

最近だいぶましになってきた気がするけど、留学当初だったので本当に苦労した。自分の知識とか意見をうまくメンバーに伝えられなかったり、クラスメイトの言ってることが聞き取れなかったりすることも結構あって、初めはかなり落ち込んでました。ただ、逆に、英語に不安があるからこそ、授業の準備をしっかりしようと思えたっていう面ではいい方向に作用してた(笑)

あと、テストについて!

デンマークの大学では結構Oral Examination、つまり口述試験がポピュラーで、この授業のテストもそうでした。受ける前は、英語弱者として最高にビビってました(笑)

試験に行くと、試験室では僕1人対先生3人で、緊張でまじ口が砂漠波に乾燥した。

この授業では、事前に10題の問題が発表されていて、初めの1問目はその10題のうちの一つが聞かれるという授業でした。その質問の答えに関して、また質問される。その質問の答えに関してまた質問されると言った感じで、トータル15分くらいの試験でした。拙い英語ながらも、無事全質問を乗り切ることができ、試験は終了。このあと、一旦、教室から退出するよう言われます。試験後すぐに先生たちが、成績を話し合って決めます。5分ほど経つと、部屋に呼ばれ成績が発表されました。なんと満点の12点(A+)をもらえました。この時、成績とともにフィードバックがもらえ、「英語での表現にまだ苦労しているのがわかったけど、回答では、正確な用語で表現していたのがよかったよ。正確な用語を使うことは、科学者のコミュニケーションで一番大事なことだから。でも、初めの1問目の回答は準備できたんだから、もっと流暢に説明できるように練習しなきゃダメだよ。(笑)」みたいな優しさ100%のコメントをいただきました。コペンハーゲン大の先生はかなりフレンドリーで優しいです。本当にありがたい。

 

Innovation inspired by nature

先週からスタートした授業。

簡単に言うと、生物から着想を得て、Innovation起こそうっていう授業。いわゆる、biomimicry(生物模倣学)というやつで、例えば、有名なのは水の抵抗を抑えるサメ肌の構造を元にデザインされた競泳用水着などが、biomimicryの一例です。

この授業では授業中の作業を通じて感じたことや学んだことを記録しておくよう言われているので、ここで残していきたいます。(別記事で)

 

Danish Cinema Course

名前のまんま、デンマークの映画の歴史、特徴などを学んでます。毎授業デンマークの映画が見れる(笑)

ちなみに、驚いたことにデンマークの映画って検閲がないんですよ!なんか中学生の女の子の裸とか、過激な暴力シーンとかが普通にあってめっちゃびっくりしながら映画見てます(笑)

あと、Dogma 95っていう、デンマークの映画監督が始めた映画運動知ってますか?

1995年に始まった運動で、当時ハリウッド映画に見られるような、CGみたいな高度な映像技術を使いまくった映画が主流になっていた映画界の流れに対抗するべく、幾つかのルールに基づいて映画を作ることで、よりストーリーや登場人物に焦点を当てるような映画を作ろうという運動です。詳しくはググってください(笑)

 

今回はこの辺で。